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礼法FAQ

礼法

小笠原流礼法(れいほう)とは、武家のたしなみのことです。無駄の無い動き、理にかなった動き、美しい振る舞いを極めたものです。

人生の通過儀礼として、以下の行事などがあります。

Q:礼法と言うと、何か堅苦しそうですが?

A:礼法では、無駄を省いた合理的な動きを行うことによって美しい振る舞いができるように稽古します。「こうしなければいけない」ではなく、「こうしたほうがより無理がなく動きやすい」という考えに基づいた振る舞いを学びます。決して堅苦しくはありません。

立つ座る歩く

Q:どんな稽古をしているのですか?

A:立つ、座る、歩く、礼などの基本の動きを稽古し、物を損なわないようにする物の扱い方、人を大切にする作法が自然に行えるように稽古していきます。右下画像は宗家から歩き方の指導を受けている様子です。

Q:「立つ」「座る」「歩く」は日常でも毎日やっていることですが、稽古でも学ぶのですか?

A:普段何気なくやっている「立つ」「座る」「歩く」でも、正しい姿勢のまま重心が傾かないように行おうとすると難しい動きであることがわかります。また、ドタバタとするような動きであると近くにいる人が不快に思う場合もありますので、静かに美しく行えるように心がけたいものです。

Q:なんだか難しそうですが?

A:初めは難しいですが、だんだんと出来るように稽古していきます。現代の生活ではあまり使わなくなった筋肉などを鍛えることができますので、美容にも良いそうです。

Q:上記の「人生の通過儀礼」という行事はどこかで見ることはできますか?

A:はい、現在の七五三にあたる「袴着式・帯直しの祝い」や成人式である「元服式」については、関西では毎年京都市梨の木神社で行っており、一般に公開されています。行事一覧をご参照下さい。